坐骨神経切除による腓腹筋,ヒラメ筋,足底筋に対する影響

目的

近年,高齢化が進み,廃用性筋委縮やサルコペニアなどの筋委縮が問題視されており,これらを改善する医薬品,健康食品が求められている.そこで,筋委縮の動物モデルとして坐骨神経切除による筋委縮モデルの作製を行った.

方法

動物

マウス,C57BL/6J,雄

週齢

9週齢(神経切除時)

術式

マウスをイソフルランで麻酔し,左坐骨神経切除術を行った(DN群).また,左坐骨神経を露出させただけの群(Sham群)を設けた.
神経切除7日後に左右の腓腹筋,ヒラメ筋,足底筋を麻酔下で摘出し,湿重量を測定し,これら筋肉に対する坐骨神経切除の影響を検討した.

結果

神経切除によりいずれの筋肉も湿重量が減少した(図1).
図1 湿重量

また,無処置の右肢の腓腹筋,ヒラメ筋,足底筋を100%とした時の左足の筋肉量の割合を算出するとSham群はほぼ100%であったが,DN群は65〜80%の割合でSham群と比較し,有意に減少していた(図2).
図2 委縮率

まとめ

坐骨神経切除により,切除された側の肢の筋肉量は切除7日後で有意に減少することが示された.また,その委縮率は正常足の65〜80%であり,改善薬の効果を確認するためには適切な委縮率と考えられる.
以上のことから,坐骨神経切除術は廃用性筋委縮或いはサルコペニアの動物モデルとなることが示された.

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